こんにちは、感謝してます♪
SCAの菊地です!
外資系の英語面接と日系の英語面接とでは求められているレベルが違いますので、今回お話の内容は「日系の面接」であることを前提にしてお話をさせていただきます!
解説動画:英語面接で押さえるべきポイント
本日のブログの内容は下記の動画でも解説しています!

英語面接で聞かれる質問を想定した対策

英語面接で想定される質問を考える上で、過去問をネット上から集めて傾向を知ることが一番良いのですが、急に選考内容に盛り込む会社もあったりしますので、選考案内などで事前に「英語面接がある」ことを知れたのなら、まだありがたい方だと思います!
「英語面接」には2つのタイプがあるかなと思っています。
- 面接でよく聞かれる基本的な質問
- 自分の考えを詳しく答える質問
もう少し、例えを入れてお話をすると、以下のような質問になるかと思います。
- 自己紹介、自己PR
- 趣味や特技、長所・短所/強み・弱み
- 好きな〇〇は何ですか?
- 外国人にオススメの〇〇を紹介してください
上記の質問は聞かれることを大前提にした方がいいですね。予め定型文を作っておくのもありだと思います!
- 好きな〇〇は何ですか?
My favorite 〇〇 is …
- 外国人にオススメの〇〇を紹介してください
My recommended 〇〇 is …
中学校レベルのでも良いので、冒頭の出だしを押さえておけば英語が苦手な人も安心できるかなと思います。
- 志望動機
- なぜCA/GSになりたいのか
- 〇〇について教えてください
こちらはちょっとレベルが高めな質問ですよね。
「Why」で聞かれる質問は、冒頭「Because…」で切り出せば良いのですが、英語の苦手な方にはその後が辛いと思います。それでも面接を受ける上では上記の質問は聞かれる可能性は高いので、こちらも伝えたい表現をある程度暗記されるといいと思います。
英語面接で見られているポイントは英語レベルだけじゃない

JALの2次面接では例年、英会話が約10分ほど行われています。
その10分の英会話だけで通過・不通過が決まるわけではないのですが、実際に受験後には以下の様な言葉を多く耳にします。
先ほども申しましたが、2次面接は英会面接だけではないので、それだけでなぜ通過したのかを判断するのは難しいですが、それでも「流暢な英会話ができなくても通過した」裏には、「流暢さが採用基準ではない」ということを示唆しているのではないかなと思います。
私たちは英会話スクールの面接を受けているわけではないので、英会話における正確な文法構成やレベルの高い単語を使い分けることは求められていません。
もちろん、それが出来ないよりかは出来た方が良いに決まっています。
でも、エアラインにおいては現場で求めているのは「お客様にサービスをする上での英会話」なので、以下の項目を忘れずに対策することの方が大事だと思っています。
スピードの速さは通過に比例しない
速いスピードで答えるのはNG。
英語ができるアピールになるようなCAでもGSでも時間がない中でサービスをする上では、自分の英語が早くでお客様から二度聞きされるのは時間がもったいない。
外国籍の方の中には、英語を母国語としないお客様もいらっしゃいます。母国語を英語としないお客様との会話も成立する上では、スピードの速さがミスコミュニケーションにつながる可能性もあります。
一度でお客様と英会話が成立するように、ゆっくり確実に内容を届けるスピードを意識する。焦って、慌てて答えないこと!
一言で会話を終わらせない!
「一言」だけで返すのは相手に対して失礼。
質問に対してさすがにこれは会話をしようという意思が見られず、相手の面接官(=お客様)が困ってしまう会話になります。
あくまでも現場で求められている英語は「サービス」としての英語ですので、お客様に英語を通してサービスをしていることを念頭に、1つ1つ丁寧にお答えする気持ちを持って答えして欲しいですね!
ここで好きな色の後に付け加えるなら、「その色が好きな理由」や「好きな色に関して自分が思っていること」などを説明すると良いと思います。
何があっても笑顔!
「笑顔」で英語面接に臨むこと。英語が苦手であったとしても、外国籍のお客様にも笑顔で対応することができるかどうかを見られているので、笑顔だけは絶対にキープすること。
絶対に忘れちゃダメな英語の質問に答えるのが精一杯で、顔が真顔の状態で答えている方を対策の過程で目にすることがあります。きっとそのような方は、正確に答えたい!という想いが強いあまりに笑顔を忘れてしまうんだと思います。
でも、あくまでもCA/GSの仕事は接客ですし、お客様にまた利用していただくためには笑顔での対応は大前提になります。また面接官をお客様と見立てた場合に、必死な顔で英会話をされたら、お客様もこれ以上会話をする気にはなりませんよね。
実際に英会話力がなくても、なんとか笑顔で乗り切れた!という受験生は多いです。
もちろん、英語のレベルは高いに越したことはないです。でもこの英語面接で”何を求められているのか”の部分を忘れたら、誤った対策に進んでしまいます。
必ず、面接官が知りたいこと、見たいことを前提にした対策をしてくださいね!
【集団面接】他の受験生の英会話を応援する姿勢を持つ
個人面接の場合には、面接官と自分との会話になるので会話のキャッチボールが多くなりますが、集団面接の場合にちょっと困るのが、他の受験生が答えに困っている時の時間をどう過ごすべきか。
これは英語面接だけではないのですが、それでも英語力によっては黙りこくってしまう方もいます。
その際に、他の受験生からするとどういう表情や態度でいれば良いのか、手助けした方がいいのか、それともただ待つべきなのか対応に困りますよね。
基本は、その受験者を応援する気持ちを持って待ち続ける。
「頑張れ〜!」という気持ちでその受験者が何か言葉を発しないかを聞いていれば、自ずと表情にも態度や雰囲気にも現れます。
絶対にしちゃいけないのは、興味をもたずに待つ姿勢です。それを面接で態度として出されると、入社後の現場でもそうなのかな?と思われますので、注意しましょう。
英語面接で受験生からよく聞かれる質問

文章の長さや文字数はどれくらいが良いですか?
英語面接で多くいただく質問です。
先ほども答えた通り、一文だけでは会話する意思を感じませんので、やはり最低でも二文以上はあって欲しいですね。
例えば以下のような構成も、1つの自分の中でも定型文にしても良いかも知れません。
My favorite color is pink.
Because 〜 .
So I like 〜.
このように3行でまとめると良いかと思いますよ!
聞き取れなかったら聞き直しても良いのですか?
もちろんです!
過去に聞き直しても内定している生徒さんがいましたので、聞き直すことを恐れないで欲しいなと思います!
それ以上にやっちゃいけないのは、聞き取れなかったのに聞き返さずに「なんとなく」で答えてしまうこと!
これが理由で不採用になることもあります。なぜなら知ったかぶりをしたことになりますので、「現場でもわかったふりをするのかな?」と思われてしまうからです。
英語ができないことを見破られるのが怖くても、聞き直さずに適当に答えることの方がもっと怖いです。
その際に「もう一度お願いします」や「ゆっくり話していただけますか」などの定型文も言えるように、自分の中でいくつかストックしておきましょう!
聞き直すことは勇気がいることですが、冷静な対応が評価に繋がるので、この時も焦らずやや笑顔(困っているの満面な笑顔は違う気がします)で面接官に聞き直しましょう。
本日のまとめ:英語面接は英語のレベルが全てではない

英語面接での重要なポイント、いかがでしたでしょうか?
もちろん大事なのはここから自分の伝えたい文章を英語に訳すことですから、まずは伝えたい内容を書き出してくださいね。
ただ日本語の志望動機の内容をそのまま英語に訳すのはかなり高度なので、そこはある程度英語の文章として伝わる内容に変換しましょう!
- 焦らず相手にも分かりやすいスピードの速さで伝えること
- 「結論・理由・まとめ」の構成で2行以上の文章を作ること
- 接客業での英語面接なので笑顔であることは忘れない
- 他の受験者は未来の仲間なので応援する姿勢を持つこと
本番までの間にご自宅でも練習するかと思いますが、是非とも携帯のレコーダーの録音機能を使って「声質・スピード・文章構成」をチェックして改善を重ねてくださいね!